【絵本の感想】ともだちや 作: 内田 麟太郎
主人公のきつねが、本当の友達を見つけるまでのお話です。友達はお金で買えないことも学ばせてもらえます。
絵本タイムは、息子のなんで?タイムでもあります。そして親の回答力も問われます。
『なんで、きつねは友達屋さんで1時間100円とるの?』
『なんで、きつねは好きでもないいちごを食べてるの?』
『なんで、きつねは帽子を捨てたの?』
『なんで、お星様出てるの?』
私の解釈で全て答えましたが、なんできつねはこのような行動をとったんだろう?
と考えて読むことで、絵本の奥深さを感じることができました。
特に考えさせられたのは、ともだちやのお客さんであるくまに勧められて、きつねがいちごを食べたシーン。
普段いちごを食べないキツネは、ぐったりしてしまいます。
下記、私の頭の中↓
----------------------------------
嫌なことやものを言えない友達って、本当の友達ではないよなー(´・_・`)
というか、そもそも遊ぶのにお金をもらっている時点で友達ではないか
そういえば最近、距離を置いている友人グループでは、
『嫌と言いにくかったり、ありのままの自分でいられないことがストレスだったなー』
『パーソナルスペースに入りこまれるのが嫌だったなー』
『ずっと仲良くしていたい友人は、価値観が合う人だったり、尊敬する人だったり、刺激をもらえたり、思いやりがあったりするもんなー』
----------------------------------
あと、息子の
『なんで、お星様出てるの?』の問いにもはっとしました。
好きな友人(オオカミ)との時間はすぐ過ぎるので、夜まで遊んだのかもしれません。
そういったことを作者は、描写していたのかな?
などなど、息子がなんでなんでと聞いてくれるおかげで、自分自身も絵本の内容について考えるきっかけになりました!
子供は凄いということ、文章を読んでいるだけではいけない、と思った本日の読み聞かせでした。